” I message(アイメッセージ)” でコミュ力UP!

イメージ画像:コミュニケーションの手法 アイメッセージ コミュニケーション

早くも5月に入り ”令和” がいよいよスタートしましたね! 新入社員をはじめ、新しいメンバーが同じチームに配属され、日々のコミュニケーションを通じてお互いの人柄といったものが、ようやく見え始めてきた頃だと思います。中にはコミュニケーションがいまひとつうまくいかず、「このままではまずい。なにか手を打たなければ・・・」と思い悩んでいる人もいるのではないでしょうか? iPhoneの純正アプリで “ iMessage(アイメッセージ)” というものがありますが、今回はそれとは別にリアルなコミュニケーション手法の1つ、” I message(アイメッセージ)” というものをご紹介したいと思います。

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” I message(アイメッセージ)” とは

自分が相手に対し、「ああしてほしい」や「こうしてほしい」といったように、欲求や願望を伝える機会があるかと思います。この時、メッセージを伝える際の主語を ” I(わたし)” に置いた伝え方を ” I message(アイメッセージ)”、同じく主語を ” You(あなた)” に置いた伝え方を ” You message(ユーメッセージ)” というように呼ばれており、前者の ” I message(アイメッセージ)” を用いた伝え方の方が、相手に壁を作らせることなく、自分の思いを伝えることができると言われています。

具体的な会話例

それでは具体的に会話例を見ていきましょう。いかに ” I message(アイメッセージ)” の方がより相手を快く動かすコミュニケーションであるかが理解できると思います。通常よく口にし耳にするのは ” You message(ユーメッセージ)” によるやりとりです。これをいかに ” I message(アイメッセージ)” に置き換え、自分の思いを相手に伝えていくのかがポイントとなります。

その1: 職場での会話あるある

” You message(ユーメッセージ)” による職場でのやりとり

上司

新商品開発プロジェクトに関する報連相がまったくないんだけど、大丈夫なんだろうな? 状況教えてくれる?

部下
はい。順調に進んでおり、特に報告するようなことはありません。(いつもそんなこと聞かないのに、なんだよ急に。別件でも忙しそうにしてるのに、仮に報連相したところで、ウザがるだけなんじゃないの?)
上司が部下に対し、「あなたは状況に関わらず、ちゃんと報連相して!」と一方的にお願いをする形になっており、そのことで相手に壁を作らせてしまったようですね・・・

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” I message(アイメッセージ)” にした場合

上司

この新商品プロジェクトは、会社の社運を左右するような位置付けのプロジェクトで、問題があれば早めに解決策を一緒に考えていきたいと思ってるんだけど、チェックポイントを設け、進捗状況や困っていることをシェアさせてもらえると助かるんだが、どうだろうか?

部下
ありがとうございます。私たちにとって、とても大きな位置付けのプロジェクトだったんですね! わかりました。それでは毎週火木の昼休み15分前に進捗ミーティングの場を設け、シェアするようにしたいと思います。いかがでしょうか?
上司が部下に対し、わたしを主体とした思いを伝えることで、やってもらいたいことが部下に伝わり、うまくいったようですね!

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その2: 家族との会話あるある

” You message(ユーメッセージ)” による家族とのやりとり

もしもし〜? 私だけど、今日の仕事帰りに牛乳とヨーグルトを買ってきてもらいたいんだけど。よろぴく!
相変わらず一方的だなぁ。はいはい。買って帰りますよ!(仕事で疲れていて早く家でゆっくりしたいのに、まったくいつも面倒くさいなぁ・・・)
妻が夫に対し、あなたへ一方的にお願いをする形となっており、夫は妻によいようにこき使われているように感じ、完全に嫌気がさしてしまってますね・・・

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” I message(アイメッセージ)” にした場合

家族みんなの健康のために、毎日の朝食で乳製品をかかさずに出すようにしてるんだけど、牛乳とヨーグルトを切らしてたのを忘れてたので、今日の仕事帰りに買ってきてもらえると、ほんと助かるんだけど。
了解了解。残業で少し遅くなるけど、ちゃんと買って帰るね!(家族みんなの健康と妻が助かると言うんなら、少し協力してやるか!)
妻が夫に対し、わたし主体で普段から家族のために思っていることや感情を伝えることで、快く夫に協力してもらえましたね!

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最後に

みなさん、いかがでしたでしょうか? 日常生活において自分の主張ばかりをつい先行しがちですが、自分が常日頃思っていることや相手が自分の欲求や願望を叶えてくれた結果、自分はどのような気持ちになるのかを会話に入れることで、言葉を受け取る側の心象が随分と変わります。相手も自分と同じ感情をもった人です。 ”親しき仲にも礼儀あり” という日本古来から伝わるすばらしいことわざがありますが、少しでも相手を思いやる気持ち、これからも大切にしていきたいですね! 愛する人や本当に大切な人と話をするとき、真に相手を思いやる気持ちがあるからこそ、無意識のうちに ” I message(アイメッセージ)” による話し方をしているのではないでしょうか。例えば初めてのデートなどで・・・。実はそんなに難しいことでもなく、実は身近で既に経験している、ごく簡単なことだったりするのかもしれませんね。。。

今回ご紹介した I message(アイメッセージ)を活用した「DESC法」といったコミュニケーションの手法もあります。ぜひ参考にしてください
DESC法 コミュニケーション

“DESC法” でコミュ力UP!

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